新しい分野への挑戦
弊社は、6台の輪転機と2台の枚葉機を保有し、創業以来、チラシ、ポスター、カレンダー、パンフレットの印刷を事業の中心に据えてきましたが、近年に於いては、業態変革の真っ只中にあると感じます。 弊社自身も広告代理業務やインターネットのホームページの販売・管理・運営業務など、複数の事業ドメインを持っておりますが、 本業の商印・オフセット印刷が、新聞の購読の激減などを背景に先行きが不透明になってきています。
そこで弊社は、これまで取り組んでこなかった新しい分野への挑戦を「産業革命」と位置付け、まずデジタル機で挑戦することを決意し、「チラシ・紙媒体の髙永」から「デジタルの髙永」へと、変革の舵を切りました。
「大ロットでの紙の印刷を強みとしてきましたが、デジタル印刷機でのシールやPET素材の印刷は未経験でした。この新しい分野への挑戦を本格化するため、『デジタル事業部』としてスタートしました。
インプレミアIS29を導入
デジタル事業部は、若手を中心に構成し、デジタル機を使った新しい事業領域をつくり出すのが、最重要ミッションです。
その変革の中心に、インプレミアIS29(29インチ枚葉UVインクジェットデジタルプリンティングシステム)を2台導入し、
さらにユークリッド(デジタルカッティング&クリーンシングシステム)日本初号機も導入し、両機を活用しパッケージやシール、
これまで外注していたメニューや販促物も内製化するように試作に取り組んでいます。
新社屋も完成
デジタル事業部専用に、新社屋も完成し、今後はデジタル事業部が弊社の中心になると確信しています。 弊社が進める業態変革は、まだ始まったばかりですが、インプレミアIS29とユークリッドの導入のより着実に歩みを進めていると感じています。 この変革でBtoB、BtoCの新たなビジネスモデルを確立し、デジタルを生かすバリアブル、小ロット、短納期の生産力を確立して、ニッチな分野にも挑戦を考えています。 新規事業への変革は、課題も多いですが、これから5年必死で進めていく。それが私の使命だと捉えています。
新事業の核となる人材の育成に力を注ぐことが成功の鍵と感じております。
東京オリンピックとともに・・・
髙永は1964年、昭和39年9月に創業し、飛躍的な経済発展のスタートを象徴する歴史的イベント東京オリンピックが開催された年のことでした。 以来、半世紀、社会の変化は枚挙に遑のないほどですが、髙永はその変遷に歩を合わせ、常に印刷を通してコミュニケーション産業の一環に携わってまいりました。 2021年東京オリンピックが開催されようとしており、偶然にもその年に弊社は変革を目指しており、運命を感じております。 さらなる半世紀を新生デジタルの髙永へと発展できるよう邁進していきたいと考えています。